デビューの最後

デビューの最後の様子。
亡くなって3日目ごろ書いておいたもの。
生々しい表現などもあるけれど、デビューと自分のためのキロク。
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病院で一晩点滴してもらったデビュー。
朝一番で、朝食もとれていないだろう先生に朝ご飯の差し入れを持って病院へ。
デビュー、相変わらずぐったりと横たわってたけれど
あたしがゲージの前にいったら、顔をこちらに向けてくれました。
昨日はそれも無理な状態だったので、点滴、効いた?とうれしかったけれど
扉の前からヒーターずらすとすぐに体が冷えてくる・・・。
口からは水もブドウ糖も飲んでくれないので
まだ点滴が必要ってことで
さびいしいけれど夕方で直すことに。
もちろん呼吸があらくなったりしたらすぐに電話してもらうことにして。
先生のお休み、結局つぶしちゃって申し訳ないけれど
よろしくお願いしますと頼んで帰宅。
夕方、帰宅した娘と一緒に病院へ。
よくはなっていないけれど、悪くもなっていないデビュー。
一日分の点滴はもう全部入ったということだったので
先生と相談して自宅へ連れ帰ることに。
老衰だし・・・と思うところもあったし。
最後になるならおうちがいいもんねと。
アルは心筋症で死にかけた時に、連れ帰ったら奇跡の復活をしたこともあって
一縷の望みもあったのも事実。
夕方6時頃帰宅。
ずっとぐったりしてるけれど苦しそうなのとは違うのが救いでした。
だるそうにしてるって感じ。
ずっと手を繋いで寄り添ってたんだけど
8時頃から呼吸と一緒にほんの少し肩が上下して苦しそう?になって
8時半頃咳き込んで
どばっと大量の水分(茶色いけれど血ほど濃度がない感じの)を口と鼻から吐いて
(胃じゃなくて、循環しなくなった肺にたまった血液まじりの水だったみたい)
それから少ししてまた少し吐いてそのあと動かなくなりました。
アルを看取ったときはコホコホと咳き込んで、そのまま静かになくなったので
吐瀉したときはびっくりしたけれど
それ以外は苦しむ様子もなく、姿もすごくきれいで
死んじゃってるなんてとても思えない姿でした。
翌日、アルと同じ>>>動物霊園でお葬式をして荼毘に付しました。
ちっちゃいブーケをお花屋さんで作ってもらったのと
作ったのをつい床に落とすとすごい勢いで飛んでくるほどデビューが大好きだった焼きメレンゲを
天板1枚分たっぷり持たせました。
ちっちゃな骨つぼに入ったデビュー、49日まではおうちで過ごさせます。

アルの時と違って本当に急だったので
心の準備ができてなかった、デビューの死。
だからこそ逆に現実味を帯びてないというかそんな感じだったのと
今回はムスメが一緒にいて、先にわーっと号泣されてしまったので
泣けなくなってしまって
ちょうど学年末テストだったのを口実に
ひとりで見送りらせて?と
ムスメが学校にいてる間にお葬式を済ませました。
しぶしぶ納得したムスメ、朝出かける前に
何度も「ありがとう。楽しかったよ」を、デビューを撫でながら繰り返してて。
そんな様子を眺めてる自分を眺めてる自分がいるような、ふわふわした気分。
お葬式で、少し涙は出せたけれど
もっともっともっとちゃんと悲しんでちゃんとお別れもしたい感じ。
まだ自分の中でデビューの死んだのを消化できてない感じです。

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